ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術の概要とまとめ

書籍

世の中には既に論理的思考をするための本や、議論に負けないための本はいくつも出版されています。

ですが、論理学で用いられる論理と日常の論理は異なりますよね。
今回ご紹介する「ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術」では、論理的な思考の秘密を探ることから始まります。論理の技術が無味乾燥に並ぶだけの書籍とは違います!

第三章以降は直前に読んだテクニックを実際に自分で使って考える練習問題もあり、より理解が深まる内容になっています。

著者は独自の小論文指導法を確立し、自身が主宰の「白藍塾」、東進ハイスクールでも指導にあたっている樋口裕一氏です。

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ホンモノの思考力 概要

 

本書は以下の六章で構成されています。

「二項対立思考」「型思考」「背伸び思考」といった著者独自の方法で、知的に見える話し方や他人の意見の分析の方法、鋭い質問や反論のしかたが身につきます。

それらの方法を経て、最終的に「ホンモノの思考力」を手に入れることを目指します

まずは各章の詳しい項目をお伝えします。

第一章 二項対立思考と型思考と背伸び思考

第一章ではフランスに軸をおいた考え方の違いについて詳しく解説されています。

  • フランスでの3つの発見
  • フランスのトイレの秘密
  • 二項対立思考こそ論理の原点
  • フランス人の型思考
  • 型思考の意味と背伸び思考
  • 日本人は論理的ではない
  • 日本人が非論理的である理由
  • 見せかけの勧め

日本人とフランス人の思考の型の違いや本質と二項対立思考についてとても分かりやすく書かれているのが特徴です。

第二章 二項対立で考えを練る

二章では下記の項目によって分かれております。

  • 問題発見能力が求められている
  • 問題を見つけ出すためのコツ
  • 二項対立のものさしを持つ
  • 日常的な2つの二項対立
  • 世界を読み解くものさし
  • 背後にある二項対立をさぐれ

様々な事象やルールに基づいた問題点を浮き彫りにして二項対立を解説しています。

読むだけで世界や日本での二項対立しているものがよく分かりました。

第三章 「型」を用いて知的に話す

第三章では下記の項目によって分かれて解説しております。

  • 会話に使う二種類の型
  • メモの方を使って考えをまとめる
  • 論述の型を使って意見を述べる。
  • 個性的に見せるための高等技術

第四章 「型」を用いて他者の意見を知的に理解する

四章では下記の項目に分かれて解説されています。

  • 他者を理解する大事さ
  • 他者の意見は論述の方に改めて理解する
  • 難しい文章も論述の型で理解する
  • 質問によって知性をアピールする
  • 騙されやすい6つの論理トリック

個人的に特に最後の項目にある騙されやすい6つの論理トリックがたいへん勉強になりました。

第五章 「型」を用いて他者の意見を知的に理解する

  • 論述の方を使って反論する
  • メモの型を使って反論する
  • 禁じ手で相手を言い負かす法

この章の中で自分自身の知識を逆手にとって相手よりも有利な状況に立つことなど非常に人生において重要なテクニックが網羅されています。

先に逃げ道を封じておくの項目では証拠を握ってから質問をして誘導させて行く方法なども書かれており少しでも優位な立場に立てるような状況を作り出せるはずです。

 

第六章 背伸びをして知識を自分のものにする

この最後の六章では自分の知識を膨らせるための手法がいくつも解説されています。

  • 知識を増やすために
  • 受け売りを否定するなかれ
  • 転用のすすめ
  • これからの鍛錬法

知識を増やすための方法はもちろんですがそれをどう自分独自のノウハウとして構築していくか?や受け売りの変化型などこれからどうやって鍛錬していくのかが分かり人生で必要不可欠な思考力を鍛えることができます。

次からは僕が本書を読んでとてもためになった箇所を抜粋して紹介していきます。

知識を増やすための鍛錬法

本書の最後の項目にあるのが今回の知識を増やすための鍛錬法です。

本物の思考力を身につけるための最短としてはやはり知識をつける事となんども本書では解説されています。

そしてその知識をつけるために最も有効な鍛錬法は・・・・

相手に同じレベルぐらいの議論できる相手を見つけて話しあい議論する事。

もしいなければ新聞の投書欄に反論して喧嘩をする。

その当初に対して的確に理解しようとし二項対立を理解し型に当てはめてどんどん投書の意見をめとめていくと自然と思考力は身についていきます。

本書でもう一つ大事にしている鍛錬法はずばり書くこと。

頭の中だけで考えるのでは形としても残らず思考も深まっていかない。

文章として残すことで振り返ることが出来てより深堀りしていけるというわけとのこと。

この鍛錬法は非常に有効だなと試してみて肌で感じる事ができたのです。

書くことの重要性。議論を交わす相手を見つける。

影響を受けた人物の受け売りやうんちくを使って思考力を鍛えることでより自分だけの独自性あふれる思考力が磨けるのだと思います。

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騙されやすい6つの論理トリック

この項目では6つの論理トリックが紹介されていました。

  1. 演繹法トリック
  2. 帰納法トリック
  3. 平均トリック
  4. 偽りの因果関係のトリック
  5. 考えれば当たり前の論理トリック
  6. データの不足トリック

最初に紹介されている演繹(えんえき)法とは論理的で正しいと結論づける推論であり=の使い方が曖昧により非常に騙されやすいトリックだと本書は言われています。

また平均的な数値やものすごいごく一部の人から集めたデーターなどを使って信じ込ませるニュースも多いのはデータ不足と平均トリックを使って論理的に騙していると解説されていて確かに!と思いました。

こうして日々の新聞やニュースは情報操作のトリックを使って世間の人々を騙しているのかと思うとゾッとしました。

僕も他者に騙されないように日々トリックを見破って自分の意見を曲げないで生きたいと思いました。

日本人が非論理的である理由

本書ではなぜ日本は論理的である欧米人の文化を受け入れているのに欧米の論理を受け入れていないのか?にフォーカスされて解説されています。

日本人が生きた背景である仏教や詰め込み式の教育なども挙げられているがそれ以上に二項対立で物事を考えていないことや背伸び思考の欠場が原因だと伝えています。

日本は戦後型にはめない教育をしていきたために自由にやらせてきたことで読書感想文などもしっかりと書き方を教えないがために読書が嫌いになった子供が増えてしまったこと。

また日本人が人前で知性をひけらかすのははしたない行為とぶしつけたためだ。

読んでみてなるほどと思ってしまう点が多かったです。

日本の独創的な文化や思想が思考力までを変えさせる事ができなかったことがやはり大きな理由なのだと分かり、日本人が非論理的思考の人が多いのだと実感できたのです。

ホンモノの思考力 まとめ

今回はホンモノの思考力について読んだ感想や概要などとくに面白かった。参考になった箇所を抜粋させていただきました。

知性を持った話し方や相手に反論する仕方や鋭い質問の方法や鍛錬と口癖トレーニングなどたくさんの自分自身の思考力を鍛える事が学べました。

僕もこれからこの一部を使って思考力を鍛えるために活かして生きたいと思います。

ぜひあなたもホンモノ思考力を身に着けたい!

と思う方に非常におすすめしますのでぜひご一読してみてください。

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